家庭に潜む食中毒の危険

 食中毒は、飲食店などの外食で発生しているだけでなく、家庭でも発生しています。
家庭における食中毒は、症状が軽かったり、家族のうち全員には症状が出なかったりする場合もあるため、食中毒であると認識されないケースも少なくありません。

 厚生労働省の統計では、家庭での食中毒の発生件数は全体の1割程度となっていますが、実際にはもっと多く発生していると推測されます。
家庭にも食中毒の危険が潜んでいるのです。

 食中毒の原因となる細菌やウイルスは目に見えないため、どこにいるか分かりませんが、私たちの周りの至るところに存在している可能性があります。

 肉や魚などの食材には、細菌やウイルスが付着しているものと考えましょう。

 また自分の手にも、細菌やウイルスが付着していることがあります。
細菌やウイルスの付着した手を洗わずに食材や食器などに触ると、手を介して、それらにも細菌やウイルスが付着してしまいますので注意が必要です。

 きれいにしているキッチンでも、食中毒の原因となる細菌やウイルスがいないとは限りません。
スポンジ、ふきん、まな板などは細菌やウイルスが付着、増殖しやすい場所ですの調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。


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